【お正月に着物を着る理由は?】着こなし方やおすすめサービスも紹介!

年の始まりには、初詣のために神社やお寺を訪れる人が多く、着物を着ている人も多くいらっしゃいます。

そこで「どうして皆、お正月に着物を着るのだろう?」「自分も着物を着てみたいけれど、どのようなコーディネートがふさわしいのかわからない」と疑問に思う女性の方も多いのではないでしょうか。

この記事では、お正月に着物を着る理由と、お正月にふさわしい着物コーデについて解説いたします。

記事の最後では、着物コーデの注意点やおすすめのレンタルサービスについても紹介するので、お正月の装いについて疑問に思っている方はご一読ください。

お正月に着物を着るのはなぜ?


初詣をする着物の女性

初めに、お正月に着物を着る理由を解説します。

「着衣始め」と呼ばれる文化について

1月元旦~3日までの「三が日」で着物を着用する習わしは、「着衣始め(きせはじめ)」と呼ばれる文化にルーツがあります。

「着衣始め」とは、江戸時代に発祥した習慣のことで「正月には、新年にふさわしい、おしゃれな着物を新調しよう」という意図があったと言われています。

ファッション文化が発達した現代では、普段から化粧したり、おしゃれ着を着用したりすることが当たり前になっている人も多いでしょう。

しかし「着衣始め」の習わしが発祥した江戸時代当時やその後の明治時代、昭和の初め頃というのは、まだまだ「めでたい正月くらいは着飾ろうか」という風潮がありました。

お正月に着物を着て初詣に行くことは、まだ着物が普段着で、普段から着飾る風潮の少なかった時代からある習慣に起因しているのですね。

今では洋装が主流になり、着物を着る機会も多くありません。

そこで「着衣始め」に合わせてお正月に着物を着ることは、いつもとは違う装いを楽しむ意図だけでなく、昔の文化を受け継ぐという意味でも、興味深い習わしだと言えるでしょう。

初詣は何日まで?

初詣は、必ずしも三が日に行く必要はありません。明確な期間は決められておらず、都合の良い日に行ってよいと言えます。

ただし場合によっては、元旦から節分まで期間に行う参拝を「初詣」と定めることもあるようです。。

お正月にふさわしい着物コーデとは?


部屋に案内する着物の女性

お正月に着物を着る際は、シーンによって選び分けることが大切です。

この項目では、お正月にふさわしい着物コーデを「初詣」「新年会」「おうちで過ごす」の3つのシーンに分けて紹介します。

新年会におすすめの着物「小紋」「紬」

新年会には「小紋(こもん)」「紬(つむぎ)」と呼ばれる着物がおすすめです。

「小紋」は、着物全体に細かい模様が入っているおしゃれ用の着物です。型染めと呼ばれる技法で染められており、江戸小紋や京小紋、加賀小紋などの種類があります。

正装ではないおしゃれ着なので、新年会にはもちろん、お稽古や観劇、同窓会、知り合いとの食事会などでも気軽に着用できることが特徴です。

「紬」は糸の状態で染めてから織り、柄を表現することが特徴の着物です。繊細な技術で作られる着物で、布全体に絹独特の光沢感があります。

「小紋」と同様、普段着やおしゃれ着として着られることが多く、新年会のほかに趣味やパーティー、食事会などに着ることもおすすめです。

着る機会が多いため、1枚で複数のシーンで着回せます。

初詣におすすめの着物「振袖」

成人式や結婚式などでも着られる「振袖」は格式が高いため、初詣にも最適です。

振袖を着て神社やお寺の参拝に出向く人は、意外にも多く見かけます。そのため格式高い装いですが、浮いてしまう可能性はほとんどないと言ってよいでしょう。

また振袖はカジュアルな着物と比べ、重ね着をすることで暖を取りやすいことから、寒いお正月に外を出歩く際の防寒対策にもなります。

おうちで過ごすのにおすすめの着物「ウールの着物」

おうちでテレビを観たり本を読んだりして過ごす場合は、ウールの着物が最適です。

ウールの着物は保温性もあり、かつお手入れしやすいため部屋着としても優れています。

帯は、半幅帯などがおすすめです。半幅帯は、紬や小紋、浴衣などにも流用できるためコスパがよく、さまざまなシーンで着用できるメリットがあります。

お正月の着物コーデの注意点


悩んでいる着物の女性

続いて、お正月の着物コーデを組む際に気をつけたい3つの注意点について解説します。

着物柄・小物の選び方

着物を選ぶ際は、着物に使われる柄や小物の合わせ方に注意してください。

とくにお正月はおめでたい日なので、縁起のよい柄を選ぶことが大切です。下記の5つの柄は縁起がよいと言われており、お正月の着物コーデにも最適です。

  • 松竹梅
  • 牡丹
  • 鳳凰
  • 熨斗(のし)
  • 宝尽くし

防寒対策

お正月は、まだ寒い季節です。地域によっては雪が降るほど冷え込む場合もあるので、防寒対策は徹底しておきましょう。

着物を着ている時は、もし冷えが原因でお腹を壊してしまうと対応に苦労してしまいます。

防寒対策には、下記のような上着を着ることをおすすめします。

  • ショール
  • ストール
  • 和装コート
  • 羽織り
  • ポンチョ
  • ケープ

尚、和装用のアウターは値が張る場合が多いので、レンタルサービスで借りることをおすすめいたします。

着物着用時のマナー

着物には、洋装よりも多くのマナーがあります。

着物着用のマナーには、着物を着ているときは内股で歩幅を小さくすることや、背筋を伸ばすこと草履を引きずらずに歩くことなどが挙げられます。

そして、車に乗る際は先に座席にお尻をつけ、袖を持って体を回転させることを意識しなければなりません。

座る時は座席に浅く腰をかけ、帯を潰したり布にシワがよったりしないように気を付ける必要があります。

着物の着用のルールは大変ですが、着崩れを防ぎ、美しい立ち居振る舞いを実現するために大切なことなので、ぜひ気を付けてみてください。

お正月の着物コーデに迷ったらレンタルがおすすめ

お正月に着物を着る際は「着物レンタリエ」の利用がおすすめです。

「着物レンタリエ」とは岩手の老舗呉服店「株式会社とわ」が運営する着物レンタルサービスで、振袖や訪問着などを、ネットからお手軽な価格でレンタルできます。

レンタル期間は3泊4日が基本で、通常使用での汚れを保証する安心パックが付いていることからも、選びやすい着物レンタルサービスだと言えるでしょう。

老舗呉服店が運営しているだけあり、レンタルできる着物は上質です。着物を購入することなく、誰でも本格的な和装を楽しむことができるので、ぜひチェックしてみてください。

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まとめ

お正月に着物を着るのは、江戸時代に発祥した「着衣始め」と呼ばれる文化がきっかけです。

普段着が洋装となり、和服を着る機会がほとんどなくなった現代だからこそ、お正月というおめでたい日には、振袖や小紋などの着物を着て初詣やお出かけしてみてはいかがでしょうか。

初詣に出かける時は「振袖」を、友達とのお出かけや新年会に出かけるときは「小紋」や「紬」と呼ばれる着物を選ぶとよいでしょう。

着用する時は、正月にふさわしい縁起のよい柄や小物を選んでくださいね。

「どの着物にしよう」「どの柄だったらいいんだろう?」「着たいけど、購入する余裕はないかも……」

上記のように悩んでいる方は、お手軽な価格で着物をレンタルできるサービス「きものレンタリエ」をお試しください。

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